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報告・連絡・相談の要点

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報告・連絡・相談の違い

 コミュニケーションは組織の血流であり、その核となるのが「指示・依頼・命令」と「報告・連絡・相談」です。ここでは「報告・連絡・相談」の違いとポイントについて解説します。

 参考記事:指示・依頼・命令を出す際の要点 

 報連相を徹底する、というように報告・連絡・相談は一括りでまとめられますが、それぞれの目的は異なります。

報告

 指示・依頼・命令事項の現状や結果を、受命者(部下)から発令者(上司)に伝えることです。コミュニケーションを血流に例えるなら報告は大静脈にあたり、与えられた任務の進捗や状況を正確に上司に伝え、情報共有と相互認識をすり合わせ、問題の未然防止や解決を図ります。

 報告は指示・依頼・命令事項に対するアンサーですので受命者の義務です。しかし本来的には仕事の目的を完遂するために、その進捗状況や発生した問題などの事実を共有し、それをもとに発令者(上司)が新たな判断や意思決定をおこなうための行為です。また信頼関係の構築、規律の徹底、目標の達成と充実感の共有など、報告は仕事におけるコミュニケーションの中心となります。

 義務感ではなく、仕事の目的を達成する重要な手段であることを理解することが大切です。

連絡

 知らせるべき状況や結果について、仕事を効果的に進める上で知らせるべき関係者に伝えることです。その時点で起きている事実や今後の方向・予定について共有することで、今後起きうることについてあらかじめ備えたり、行き違いを防止することができます。

相談

 解決策などのアイデアについて、その知識を有していると思われる人に教えてもらう、あるいは意見交換することです。与えられた課題について自らの力で解決できそうにない時、自分の考えやアイデアを事に当たる前に評価してもらいたいときなどに相談を行います。

ポイント

目的

 何のための報告・連絡・相談か?を明らかにします。目的をもつことで、その伝え方や内容を整理することができます。また結論の先出し・後出しについても、報連相の目的を考えることでベターな方法を選択することができます。

タイミング

 相手が報告・連絡・相談を受けられるタイミングかどうかを考えることは重要です。重大な仕事に取り組んでいる最中や、これから帰宅しようとしている時などは、報連相の時期や時間を変更することを検討します。報連相はあくまでコミュニケーションであることを忘れてはなりません。

事実と意見の区別

 事実と意見を理解して区別してもらえるよう、報連相を行います。事実とは本当にあった事柄、意見とは様々な事実をもとに形成された自分の考えです。報連相を受ける者が事実を知りたいのか、それとも意見を聞きたいのかを理解し、それに応じた情報を提供します。

早めこまめに

 基本的に報連相は早めこまめに行うことが原則です。特にマイナス事項についてはこの方針を徹底します。

 あまりこまめに報連相を行うのは迷惑ではないか?と感じることもあります。しかしトラブルの多くは連絡ミスや報告の不徹底など、コミュニケーションが滞ることに起因することの方が多いため、基本的にはこまめな報連相を心掛けます。また状況は刻一刻と変わるなかでの迅速な意思決定や、コミュニケーションの促進にもつながります。

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